遺品整理士について

遺品整理士認定協会で資格を取得すると遺品整理士として認められます。

遺品整理士の目的

「遺品整理」というのは、人が亡くなった際におこなう部屋や荷物の片づけ・処理のことで、これまで人が亡くなったときには、その遺品は遺族が形見分けをしたり片づけたりして整理していました。

しかし、近年、核家族化の進行や高齢化社会が進んでいくに連れ、これまでの「家族構成」というものが多種多様化していき、遺族が整理していた遺品などを業者に依頼するケースが増えてきました。

というのも、遺品だからといって全てを廃棄するというものでもなく、遺族のために残しておくもの、リサイクルとして再活用できるもの、供養という形を取るものなど必要に応じ法規制に準拠しながら整理しなければなりません。

そこで、遺品に関する法的な知識や関連知識を正しく身につけ、遺品の取り扱いをしっかりと行える人材が必要となり、遺品整理士が生まれました。

2030年問題

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「2030年には人口の1/3が高齢者になる」ともいわれる超高齢化社会がやってきます。

国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、2010年には約1億2800万人だった人口は2030年には約1億1600万人に減少すると予測され、高齢者を支える若手世代の働き手が減少することによりGDPが低下、国力と財政面は悪化すると考えられます。

現在の日本では、超高齢化とともに少子化も進んでいるのは周知の事実であり、現在でも問題となっている「孤独死」が増々加速していくことが考えられます。

現在でも一人暮らしをしている高齢者が増えてきているということは、それに伴い高齢者が一人で亡くなる可能性も高くなってしまうということです。

医療の発展とともに、人間の寿命が長くなってきているということが、果たして人類にとって最善のことなのかが、いままさに問題となっていくでしょうね。